「ダーウィンの悪夢」


衝撃映像。あまりの衝撃に
112分のうち70分涙が止まらなかった。
見終わった感想は人それぞれ違えど、
心に何かが残るのはみんな同じではないだろうか。この現実の状況に対して何も出来ない自分に苛立ち、とまどい、どうしたらいいのかわからない気持ちにただ不安を覚える。そして、わたし自身の生活や日本の現状のゆるゆるさに情けなくなる。いろいろなことをあらゆる面で考えさせられる。とにかく世界中で見てほしい作品。

「合唱ができるまで」

この映画は、音楽という生活や人生の中でなくてはならない
美しい出来事を通して、結果よりも過程にどれだけの価値があり
またその大切な時間がどれだけ尊いかをスクリーンの中の人々と
体験しながら、最後には一緒に歌いつつ、観客の気持ちでスタンディング・オペレーションしてしまうの!

 

「ありがとう」
てんかんと知的のハンデを持った
奈緒ちゃんが、家族に育まれ
家族を育んだ8歳からの25年を
彼女の叔父にあたる監督が
記録し続けたドキュメンタリー。
不幸の形が人それぞれ違うように
しあわせの形も人それぞれ違う。
こぼれる人々の笑顔と
あふれるたくさんのありがとうの気持ちに
ただただ癒される時間を過ごす。

「ダメジン」
このまま夏休みが永遠に続けばいいと言う、誰もが一度は思った生活をそのまま映画にしたみたい。監督の三木氏は「これを見た次の日に会社、やめようかなと思ってくれたらうれしい」と語ってくれた。不安ばかりが先行する今の世の中で、これも一つの生き方、こういう世界も存在してもいいかもしれないとよくわからない安心感と脱力感が心地よく体に浸透する。

「間宮兄弟」
あなたにきょうだいはいますか?
わたしにはいます。
間宮兄弟のように大切な時間をたくさん一緒に過ごしてきました。小さな悲しみも少しの喜びも
誰かと共有できるのはそれはきょうだいや家族に限らず
とても素敵なことだなと、あらためて感じられる映画だった。映像も空気も出てくるものすべてが愛らしい。


「メゾン・ド・ヒミコ」
試写会で映写機のトラブルがあってラストがよくわからなかった。後日改めて送られてきた配給会社からの謝りの手紙とよくわからなかった部分のセリフ。切なくてちょっと泣ける。今度通してちゃんと見ようっと。オダギリジョーのことを決定的に好きだとわかった作品。あの人かっこいいね。ゲイのお父さんの存在を認めないゆるせない娘、死にかけてる父の恋人の男、父が作ったゲイだけが入ることのできる老人ホーム、そこに住む個性豊かなゲイたち。遠巻きに見る世界に現在の自分の状況もあまりかわりがないのかもしれないと思う。


「サマータイムマシンブルース」
本広監督作品です。俳優陣が新鮮で(原作のヨーロッパ企画の俳優さんたちも多数出動。)B級チックで楽しかった。ギャグのちりばめ方がまさに劇団風で映画なのか小劇場で見る演劇なのかわからなくなるほどだった。ヨーロッパ企画に興味がわく。タイムマシンかぁ。どこいこかな。

「いちばんきれいな水」
10歳の頃を思い出す。「女の子」を楽しめたあのころを思い出す。なにもこわがらない、好奇心のかたまりをひとつひとつ壊して行くようにさわって、走って、笑って泣いて。あのころの自分がこんなにも鮮明によみがえってくる今の自分がうれしくなった。もし、忘れてしまっている人はこれを見て思い出してみる。懐かしいけど新しい明日からの自分と、早く会いたい気持ち。